TOEFL®CBTテストについて
TOEFLCBTとはいったいどんなテストだったのか、
CBTに精通することでiBTの効果的対策方法を見出すことが可能。
TOEFL CBTは2006年9月に終了し、その後はTOEFL IBTに代わりました。
TOEFL CBTは、Listening、Structure、Reading、Writing の4セクションで構成されています。受験者は、試験会場に用意されているコンピューターを使って解答します。試験は、祝祭日を除いて好きな日に受験が可能ですが、受験は月に一回と限られています。
また、TOEFL CBTの大きな特徴としては、CAT(Computer Adaptive Test)と呼ばれるシステムが導入されていて、Listening
と Structure セクションでは、受験者の実力を測るため最初に難易度の中程度の問題が数問出題され、それに対する正答率に基づいて、後続の問題をコンピューターが決定することになっています。
そのため、前半の問題で躓くと例え後半巻き返しても高得点を狙うのは非常に困難と言えます。スコアは0〜300になります。
TOEFL®CBTテスト:テストの概要について
下記が2006年まで実施されていたTOEFLCBTの概要です(現在廃止されています)。
|
TOEFL®CBTテスト:各セクションについての解説
Listening:リスニングセクション
英語の聴解力を試すセクションです。このセクションは、Part A と Part B の2つのパートに分かれています。Part A では短い会話、Part
B では長めの対話や小講義などを聞いて、その内容に関する問題が出題されます。
問題は音声のほかに、写真やイラストがコンピューター画面に表示されます。解答を選択肢の中から選んだら、コンピューター右下にある「Next」を押して「Confirm」ボタンを押さないと次の問題に進めません。解答は「Confirm」のボタンを押さない限り、変更することができます。
Structure:ストラクチャー(文法)セクション
標準的な書き言葉の英語に関する構文の知識を試すセクションです。空欄を埋める問題と、文中の中から間違いを探す問題の2種類がランダムに出題されます。
空欄を埋める問題は、選択肢の中から1つ解答を選びます。文中の間違いを探す問題は、文章の中に4箇所下線が引いてあるので、間違っている個所をクリックして解答します。このセクションもコンピューター右下にある「Next」を押してから、「Confirm」ボタンを押して次の問題に進みます。
Reading:リーディングセクション
英語の読解力を試すセクションです。250〜300語程度の長文を読み、いくつかの質問に解答します。出題される内容は、歴史、文化、自然科学、心理学、教育、言語学、建築学、地球科学などです。
このセクションでの出題パターンは、4つの選択肢から1つ解答を選ぶ問題、代名詞が意味する言葉を文中から選択する問題、質問の内容に合う文をマウスを使って選択する問題、提示された1文を問題文のどこに挿入するかを選ぶ問題があります。
Writing:ライティングセクション
英語での筆記表現力を測るセクションです。与えられたテーマについて、A4程度の大きさの答案用紙の裏表に入るくらいの分量の文章を30分で書きます。
解答方法は、手書きあるいはキーボード入力のどちらかを選択できます。出題されるテーマは、「子どもは都市で育てたほうがいいか? もしくは地方で育てたほうがいいか?」など一般教養的なものです。